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鏡に映る姿に回ったり前足を上げたりして具合を確かめる
「中々ええやん」
「気に入ってもらえた様でよかったよ、戻りたかったら”変身”って言えばいいから」
「ほぉ・・・変身」
言われた言葉を呟くと体が光って目線が元に戻る、鏡で確認したけど耳が生えたり尻尾が付いてたりはしなかった
「これで準備万端なんか?」
「うん、あとはこの中に入るだけだよ」
「あ、も1つええかな?」
土管に足をかけて中を覗いてお願いがもう一つあった事を思い出す
「なんだい?」
「じいちゃんと手紙のやり取り出来ひんやろか?」
「う~ん、手紙ね~・・・」
金髪は顎に手を当てて考える素振りを見せる
(やっぱ無理なんやろか?)
「月一でいいなら出来るよ」
「ホンマか?」
「うん、手紙くらいなら各世界に何の影響もないし」
「ちなみにどれくらいから影響あるんや?」
「単行本サイズからかな」
「ならコレ頼むわ」
ポケットから封筒を取り出して金髪に渡す、物凄い驚かれた
「何時書いたの!?」
「さっき」
「どうやって!?」
「あんたに付いてる羽1枚もろて羽ペン代わりに」
「さっきの痛みは君か!このインクと紙は!?」
「あんたの机の上にあったやつや」
「ちょっとした禁書レベルの書物になっちゃったよこれ!?」
「なら書き直すから紙とペンおくれ」
「なんなのこの子!?ついて行けない!」
結局書き直した手紙を渡して最初の手紙は封印された
「ほな行ってくるわ」
「うん・・・・もぅ来ないでね」
「なんややつれたんやないか?」
「君のっっっ・・・バイバイ」
「なんやねん・・・さいなら」
異世界・・・どんな所やろな
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