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「じゃまするで~・・・内装変わっとるやん」
夢と同じように馬鹿デカい門を開けると、
ホールになってた場所に机が敷き詰められて
全部の机で山のような書類と格闘してる人達が居た
「・・・・ホンマに町役場みたいやな・・・ん?」
夢とは違う騒がしい光景に呆然と眺めてしまう
しかし働く人達に違和感を感じ、目を細めて見ると
「なんや、皆が皆羽つけとるで、コスプレしながら書類作業て嫌やなあ」
全員の肩胛骨のあたりに白い羽が付いているのだ
なぜあの人達は羽なんか付けて仕事しているのだろうか
(もしかして制服なんか?変な会社)
「ん?貴方は?」
一番手前に居たメガネかけた男の人がこちらの存在に気付き顔を声をかけてきた
「ん~、なんや知らんけど気ぃ付いたらここにおった」
「へ?」
ありのままを説明したらメガネをずらしてほおける男の人
中々いいリアクションだ、芸人になれるだろう
「も、もしかして、ここに来る前変な事はありませんでしたか?」
「何慌ててるん?・・・変な事なぁ・・・周りの景色が急に歪んで「最悪だー!!!」・・・なんなん?」
説明の途中で顔を真っ青にして叫ぶメガネ、その声に働いてた人達全員が手を止めてメガネを見る
「・・・歪みに巻き込まれた現世の人です」
注目の的になってる事に気付いたメガネは立ち上がって振り返ると、訳のわからない事を言う
(働き過ぎでおかしなったんやないか?このメガネ)
しかし周りの反応は違った
( ゚д゚ )
全員が同じ顔で固まって、どんどんその顔が青くなっていく
そして
「「「「「最悪だーーーッッ!!!!」」」」」
全員がその場に頭を抱えて座り込んだ
「なんや、騒がしいなこん人ら」
もう訳がわからない
そして気がつくと、何故か白い部屋のソファーに座っていた
「は?」
一瞬、瞬きしただけで景色が変わった
人がごった返した町役場から、高級スイートホテルの一室のような部屋に
「わからんなぁ・・・」
「わからないなら仕方ないさ」
正面にあったドアが開いて中から金髪の男が出てきた
「誰や?」
「神様」
「・・・・・携帯どこやったかな・・・あった、119と」
「すごいね、ためらいなく病院送りにしようとするとは。あ、ここ圏外だよ」
オカケニナッタ・・・
「ちっ・・・何の用や?」
「そう睨まないでよ、お茶でもどう?」
「いきなりこないな所連れてこられて・・・連れてこられたんかは知らんけど、神様名乗る変態と茶啜る趣味ないで」
「まぁ正論だね」
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