第1部 出会い

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僕の四日間のジンバブエ観光旅行が終わり、日本へと帰ってきた。 そもそもなぜ、僕がジンバブエに旅行へいこうと思ったのか。 それは、ほんの些細なことだった。 あれは、ほんの一週間前の話だ。 日本に住む親友のポールベン・マッコイがふと僕に話を持ちかけてきた。 「HEY、聞いたかよ仁!」 「Hi、ボールなんのことだい?」 「今日、転校生がくるんだってYo!しかも、女だぜ!」 「Really!?そいつはマジかよ!ボール!で、どこのクラスなんだい?ん?」 「Thats to bad…。君がそんなに察しが悪いやつだとは思わなかったよジン…。このクラスだよ…。」 「Wops!なんてこった!僕はなーんにも準備してなかったよ!」 「相変わらずだね、君は!人間第一印象が大事だって言うのにさ!」 「全くだよ…。まったく、ボールには敵わないな。」 「「HAHAHAHA!!!」」 …あの時のことを、僕は未だに後悔している。 なんで、あの時僕は、ポールのことに気づけなかったんだ…。 あの時のことを、未だに後悔している…。 大事なことだから、二回言ったんだ…。
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