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「好きだよ、麻耶ちゃん」 隙を突いて、一瞬だけ先輩の唇が額に触れた。 「あ~! もう、油断もすきもない」 「おい、それが先輩に言うセリフか?」 「この際先輩とか後輩とか関係ないですから」 ずかずかと入ってきて私と先輩を引き剥がす。 「ちょっと、痛いって」 「大丈夫か? 他に変なことされてないか?」 服の袖で額をごしごししたら赤くなるじゃない。 .
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