第13話ーTriDecaー

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ギュイィー…! 「っく!ち、畜生っ…!」 「‘‘見せかけの力”だけに…頼るからだ…いざ投げ出された時に、一人で生き抜く力もない。」 正すように、ロードは優しく向かい合わせた両手を江雲寺に向けた。 パァァ… 「弱さは、全ては自分が作るモノだ。強くなりたければ、自分で作り出すしかない… 僕はずっとそう思って来た。」 「?」 煌びやかに光る黄金の光は、ロードの自嘲の笑みを映した。 「アイツが教えてくれた、他人に頼る事の大切さを…弱さを見せてイイんだって、そう教えてくれた。」 ゴゥ…! 「や、ヤメろ…!」 黄金の光は、金色の衝撃波となり江雲寺を襲った。 「強さは、自分だけでは限界がある。 だが、仲間という存在は、ライバルという存在は、その限界を意図も簡単に打ち砕く。」 ドウッ!! 「うぁぁぁぉぁぁ!!」 江雲寺は、黄金の光に消えた。 「強さは、絆だ。僕はそれを知ってまた、強くなれた。」 試合中とは思えない程に、朗らかな笑みだった。 ドサー… そして両者は、倒れた。
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