第14話ーTetraDecaー

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少年は続ける。 「俺に付けよ【龍神】。こんなクソみてぇな世界、終わらせようぜ。そんで一から…」 「お前の暴れる理由がどうであれ、市民の皆さんを危険に晒す事を考えてるんなら、見逃すわけにはいかねぇだろー」 (超棒読み) 物凄く緩く言い切った、それも棒読みで。 「ったく、締まらないわね…」 「カハハ、でも悪くねぇ!」 「龍成も少しは大人になったと言う事か…」 他の三人も覚悟を決める。この少年を『捕縛』する事を決めた。 ノアは黄金の大剣を少年に向ける。 「昨夜、自警団を襲撃したのはお前だな?WMO・特務課からの命により、君を連行する。」 「残念だな、世界の蘇生(リ・アースデイ)を望まないとは、愚かな…」 少年は相も変わらず棘だらけの言葉で返した。 最初に動いたのは、エレン。 「【ヴィザンツ・イーグル】。」 ドギャギャン! 二つ名の由来ともなった、鷲の絵が刻まれた銃から光弾を乱射した。 「【ペトリアル】。」 顕現される光の障壁。数多の弾丸はソレに溶けるように吸収され、無へと帰した。 「どこ見てんだよ?」 「!」 背後から殺意めいた呟き、急いで黒白の剣戟を避けた。 「これが名剣、【龍皇】か…」 「そりゃどーもっ!【パトリオット】!!」 天高く飛び上がり放つのは、高濃度の魔力弾。追尾するそれは、正確に少年目掛けて空を走る。 ドゴゴゴン! 「やったか…?」 全弾命中、宙より舞い降りて状態を確認する。
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