★ハッピーバースデイ★

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 元の腕に身体を預けてた私は、少しだけ離れた。 ……すると、 元の顔が、ゆっくりと近づいてきて…私の顔を覗き込む 「……楓?」 「……パパ、…だね?優しい顔、してる」 「……いつも、だろ?」 「…もう、そん…っん…んん」 意地悪く言ってきた元に、文句を言おうとしたら… ……急に、言葉ごと、呑み込まれてしまった。 ゆっくり角度を変えて ……何度も、……何度も ……優しく、……深く、 まるで、 『愛してる』 そう、言われてるようで…… 夢中で…それに応えるように、 ……元の首に、腕をまわして 何度も、元のぬくもりを感じるように…絡まったまま動けなかった ……離れたくなかったから…。 ーーふたりの天使たち が、見てるのも忘れて…? お互いの愛を確かめるように…
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