第3話

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ユーシアは勝利を確信した。しかし予想外の防御をされ体制を崩される。少女は拳銃でチャクラムを防御したのだ。よく見ると拳銃のバレルは改造されており、剣くらいなら受け止めれるようになっていた。そしてユーシアがバランスを崩してる隙をついて両の手のチャクラムを銃で弾き飛ばすと戦線を離脱しようとした。ユーシアは逃げようとする少女に隠し球である3つ目の、隠し持っていたチャクラムを投擲する。 少女は突然の事態に対応できずギリギリのところで首を捻って回避する。その時にマフラーをチャクラムが掠め、真紅のマフラーは宙を舞った。 そこから現れた少女の顔は思ったよりもずっと幼い顔をしていた。 近くで呆然としていたタトは少女の姿を見るなり叫んだ。 「架那!?」 少女はタトの古き友人、架那であった。
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