第1話

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鼻につく薬品の臭い 悔しげに顔を歪ましている白衣を着た男性 何度も僕の名前を呼ぶ大切な家族 隣には僕の手を力いっぱいに握る最愛の貴方 どうして皆泣いているの? 俺はそんな顔を見たくないんだよ お願いだから笑ってよ…… いろんな管が所々に付いている俺の体 一定のリズムで音を出している機会 あぁ、そうか…… 俺は 「……………死ぬんだね」
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