第5話

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第5話

ぴぴ、ぴ、小さくなっていくアラームの音を止めて、弥生は伸びをした。 (ねむ…) ふぁ、と欠伸をして、ベッドを立つ。ギシ、とベッドがスプリング音をたてる。 朝食を食べて、歯を磨いて、顔を洗って。幸せだなぁ、と感じつつ、弥生は鞄を持った。 「行ってきます」 ガチャン、と鍵がしまったのを確認してから、弥生はあるきだした。
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