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第3話
「へぇ、そんな子が居るのか?」
友人である月島が薄ら笑いながら言う。
「あぁ。確か…如月弥生、だったかな」
コーヒーカップを一旦置いて、思い出した様に言うと、月島はまた、先程とは違う笑みを浮かべた。
「てか教師がそんなカンタンに個人情報漏らしていいのかよ?」
「お前だからだよ」
またコーヒーカップを持ち、そう言えば月島は、なにそれ嬉しー、と笑った。
「なぁ、希神」
いきなり名を呼ばれ、少し驚いたが目線を月島に戻し、なんだ、と答えた。
「お前さぁ、」
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