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和也が佐奈を誘うが、返ってきたのは軽蔑の眼差し。
それを送っていたのは俺以外、言い換えれば女子全員。
「不愉快です。消えてください」
そして佐奈から発せられたとどめの一撃。
「あぁ、その冷たい眼差しと言葉……だがそれが良い!」
ダメだこりゃ。
悲しむどころか喜んでやがる。
佐奈はそんな和也が気持ち悪すぎたのか、条件反射で手を向け、そして……。
「あぎゃ!」
凍らせた。
情けない声を最後に、全身冷凍保存された和也。
これは佐奈の能力なのだが、これ凍傷通り越して凍死しないか?と思ったものの、女子全員は気にした素振りを見せずに歩き始めた。
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