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その後、勇気を振り絞った1人が自己紹介を始めた。
1年の時のクラス決めは実力順ではないため、顔見知りは少ない。
名前、能力、趣味等を言うだけの自己紹介が淡々と続き、そして俺の番が訪れた。
「片桐刹那だ。能力は主に脚の肉体強化。1年間よろしく」
初対面が多いが、なめられるのは嫌だからやや高圧的な自己紹介をした。
肉体強化系の能力は強い部類とは言えないから。
俺の後に数人、自己紹介をし、漸く和也の出番だ。
何か面白い事をするか楽しみだ。
「俺は斉田和也。能力は炎。これからよろしく頼んます」
うわ、地味だな~。
和也に視線を向けると、何故かブイサインをしてきた。
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