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涼華の自己紹介が終わると、様々な声が聞こえた。
「可愛いよなぁ」と黄色い声から、「立花グループの令嬢」まで。
涼華の家は金持ちなのだが、それは全て涼華の父親が成した偉業によるもの。
世界に能力者が誕生したその日、人類は新たな進化を遂げた事に喜びを感じた。
それと同時に２つの災いが訪れた。
１つは能力者の犯罪組織による事件の多発。
もう１つは人が能力に目覚めた原因だと思われる、ゲートの出現。
ゲートとは、魔界、異世界等と呼ばれる場所に繋がっており、化け物、モンスターが出現する出入り口となっている、と予測されている。
実際にゲートを見た人間は存在しない。
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