動始歯車

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「じゃ、じゃあ次は俺がやろうかな」 逃げた先が壁だったため、そのままテストをする事にした和也。 俺は佐奈の肩を掴み、体を離す。 和也の成長はこの目で見ておきたい。 和也はバカだが、戦闘においての能力も、潜在能力も高い。 佐奈が破壊した壁が再生し終えたのを確認してから、和也は両手に炎を纏わせる。 そして両手を上にかざし、呟く。 「ドラゴンフレイム」 その瞬間、和也の手から大量のガソリンが引火したかのように炎が放出され、細く、長く伸びる。 それは次第に龍の形になり、壁に向かって急行下した。 龍はその大きな口を開き、壁を飲み込むように衝突した。 壁が炎に包まれたて約7秒。 龍が消えると、そこにあったはずの壁も消えていた。 「っしゃあ!」
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