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10秒前とは天と地程の差があるテンションの下がり具合に、2人は罪悪感に苛まれたらしく、必至に謝ってきたが、その際に言われた同情の言葉が胸に深く突き刺さった。
「に、兄さんはかっこいいですよ!モテないのはあれです!あれです……」
言葉が見つからなかったのか、佐奈はここでリタイア。
「だ、大丈夫ですよ!」
真香はそれだけ。
あはは……辛い。
真香を家まで送り、俺は佐奈と帰宅した。
俺はすぐに着替えに部屋へ戻り、佐奈は昼食の準備に取り掛かる。
制服を脱ぎ、シャツとパンツとラフな格好になる。
それから対衝撃性に優れたチョッキを着、さらに防刃用に作られた黒いコートとジーパンに身を包む。
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