動始歯車

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それから少ししてから佐奈のもとに向かい、一緒に昼食を食べた。 「そんじゃ、行ってくっから」 「はい。気を付けて下さいね」 「わかってるよ」 玄関で脛まであるゴツいブーツを履き、佐奈の頭を撫でてから家を出る。 向かった先は依頼所。 ゲームでいうギルドのようなもので、能力者への支援要請が依頼される場所。 酒場、のようなものは一切なく、建物の中は病院の受付みたいな感じになっている。 受付の横には掲示板があり、様々な依頼が貼り出されているが、俺はそんな依頼には目もくれず、真っ直ぐ受付に向かう。 ポケットに入れておいた会員証を受付に見せ、すぐにここに来た用件を伝える。 「大阪のゲート捜索に参加したい」
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