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涼華が驚愕するが、このような表ではただの施設なんて場所はいくらでもある。
「まあね。で、5年前のちょうど施設が吹っ飛んだあの日、俺は解剖される予定だった」
「…………」
驚き過ぎて無言になる涼華を無視し、俺は話しを続けた。
「俺が別の施設に向かっている途中、孤児院の1人が暴走したんだ」
その暴走した1人っていうのは一応佐奈って事になっているが、まあそれは置いといて。
「結局孤児院は暴走した子と俺を除いて全員死亡。建物も全壊し、俺達はめでたく普通の孤児院に入れたって訳。んで今に至る」
「……話の内容からしてその暴走した子ってあなたの妹?」
「あはは。ズバッと聞くね」
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