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「俺の事は話したし、次は涼華が話す番だ」
「私が話すって言っても何言えばいいのよ」
無茶ぶりのせいで少し機嫌が悪くなる涼華。
「そんなんだから友達出来ないんだよ」
「なっ!?あなたには関係ないでしょ!」
そう言って能力である六角形の鱗のような半透明のタイルを俺に飛ばす。
が、それは俺に当たらずにどこかに飛んでいく。
外れた事に涼華は驚きを隠せず、能力の操作を疎かにしてしまう。
その結果、飛んでいった鱗はその先にあったベンチに突き刺さった。
それを見た俺は突っ込んだ。
「あの威力で俺を攻撃しようとしたのか!?」
「そ、そんな訳ないでしょ」
目が泳いでいたのは見なかった事にしよう。
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