波乱日常

3/50

396人が本棚に入れています
本棚に追加
/618ページ
そんな涼華を見て、ちょっとやり過ぎたかなと思うが、反省はしない。 「冗談だよ」 「あ、あんたねぇ……」 今にも能力を発動させそうな涼華。 まわりもそれに気付いたのか、ザワザワと騒がしくなる。 「ちょ、抑えて抑えて」 「…………」 さすがにまわりが自分を見ている事に気が付いたのか、涼華はすぐに能力を使おうとするのをやめる。 昨日と同じ威力のを撃たれたら皮膚はおろか、肉まで切り裂かれるだろう。 痛いのは嫌だからな。 怒らせるのは極力避けよう。 そう心に誓い、俺は涼華にデコピンした。
/618ページ

最初のコメントを投稿しよう!

396人が本棚に入れています
本棚に追加