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そんな涼華を見て、ちょっとやり過ぎたかなと思うが、反省はしない。
「冗談だよ」
「あ、あんたねぇ……」
今にも能力を発動させそうな涼華。
まわりもそれに気付いたのか、ザワザワと騒がしくなる。
「ちょ、抑えて抑えて」
「…………」
さすがにまわりが自分を見ている事に気が付いたのか、涼華はすぐに能力を使おうとするのをやめる。
昨日と同じ威力のを撃たれたら皮膚はおろか、肉まで切り裂かれるだろう。
痛いのは嫌だからな。
怒らせるのは極力避けよう。
そう心に誓い、俺は涼華にデコピンした。
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