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エイミーが歩く度に、短めのスカートが揺れる。
光沢のある柔らかい素材だ。シルクだろう。
そのシルクのスカートが揺れる度、悠太は彼女の魅惑的な太ももに眼を奪われた。
上着をハンガーにかけている間、悠太は彼女の後姿に惹き付けられていた。
「着替えるんでしょ?」
エイミーが振り返って訊いた。
「えっ?」
「パジャマに」
「ああ、そうだね。うん。着替える」
朝の着替えで、ベッドの上に投げ置いたパジャマが、きれいに畳まれていた。
「インスタントのスープがあったわね。あれを飲みましょ。飲むでしょ?」
「うん。飲むよ」
エイミーは待っている間に部屋中を観察したらしい。
彼女はクロゼットの扉を閉めてキッチンへ入った。
その間に着替えを済ませよというのだろう。
悠太はパジャマを手に取った。
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