第5話

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「ダメ・・・って言われてもするけどね」 そう言い私の後頭部を片手で押さえ、息も出来ない激しいキスをする。 太陽が真上を通過している。 ここは遮るものなんかない。 見渡す限り海と林しかない。 「ゴメン、ダメだな。止まらない・・・」 巧は勝手知ったる私の水着をスルスルと脱がせる。 キスは止めずに手だけが動く。 抵抗など出来ない。 こんな太陽の下でも裸になれてしまう自分がこわい。 巧の指が、唇が、私を翻弄する。 唇を噛みしめ、啼かないように我慢すれば・・・・・
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