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~カフェ・マル・ダムール~
名護さん「ということらしいんですよ」
嶋さん「そうか…太牙…精神を病んで」
渡「やはり経営者って大変なんですね」
嶋さん「この件が漏れるとD&Pの株価に障る。そうすれば我が『素晴らしき青空の会』の資金の流れにも影響が出かねない。くれぐれも内密にな」
名護さん「わかっています」
渡「しかし1つ気になることがありますね」
名護さん「ないだろう」
渡「兄さんの妄想に出てきた数多の世界を旅する男って門矢士(もやし)さんじゃないんですか」
名護さん「体の丈夫な彼か」
渡「名護さんの中で彼はそういう存在でしかないんですか。それ以前に彼は世界の破壊者ディケイドですよ」
名護さん「申し訳ないが、俺にはよくわからないな。大体そのもやしとかいう人間は設定が色々変わるらしいし、定まった姿を持たないんじゃないか。そんな男の話をしても無意味だ」
嶋さん「何だそれは。ピーターパンだな(?)」
名護さん「登太牙の夢にもやしが出てきたってそれが何らかの意味を持つわけでもない。俺ももやし炒めを食う夢を見ることがある」
嶋さん「私も夢の中で様々な女性を食ったりするが」
渡「やはり無意味でしたか。すいません、変なことを言って。そもそも門矢士(もやし)さんが兄さんに会ったとして、財団Xのことを話しても、それが事実であるとは限りませんからね」
嶋さん「そうだな、なんかウソっぽいな。くそー、では今回は私達は太牙やそのもやしとかいう人物の嘘に一杯食わされたということか」
名護さん「登太牙は精神病です。嘘つきではありません」
嶋さん「虚言癖かもしれないだろ」
名護さん「それはそうですね」
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