第1話

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登太牙は頭部に銃撃を受けて入院した。一命は取り留めたが意識は戻っていないらしい。屋上にいるところをファンガイア用の純銀入り特殊強化弾で狙撃された。何やら『素晴らしき青空の会』のメンバーの犯行ではないかと目され、嶋さんはその容疑の払拭に奔走しているらしい。 ~家~ 名護さん「何だか大変なことになってしまったぞ」 恵「そうね。名護くん、あなたやってないでしょうね」 名護さん「馬鹿なことを言うな。俺にはアリバイがある。証人もマスターを入れて三人いるぞ。キバットバット三世も加えてもいい」 恵「だとしたら誰がやったのかしら。『素晴らしき青空の会』の中では名護啓介が犯人という説が有力だけど」 名護さん「人気者は辛いな」 恵「というより、あの登太牙に傷を負わせるなんてよっぽどってことよ。人間の犯行とすればすでに人外並みの名護くんか、イクサの装着者ぐらいしかいないだろうってわけ」 名護さん「どっちも俺だが」 恵「自首する?」 名護さん「それでも俺はやっていない。アリバイがある。それにイクサの装着権限を持つ者なら他にもいるしこっそり量産されているかもしれないし、犯人はファンガイアかもしれない」 恵「まぁそうなるわよね。捜査は警察に任せましょう。もう夜も遅いし寝ましょうか」 名護さん「あ、待ってくれ。ちょっと買い物に行ってくる」 恵「そう。じゃあ私先に寝るから」 名護さん「………………………………」 ~外~ 名護さん「登太牙暗殺指令…あれは本人の狂言だったはずだ。誰かが本気にしたとでも言うのか…」 名護さん「何だかきな臭いな」 名護さん「……………」 名護さん(つけられている) 名護さん(何者だ…恵か?いや違う。通り魔とかストーカー…でもない。気配の消し方が卓越している) 名護さん(戦闘になるかもしれない。そういえばこれはナゴサンクエストだったはず。ステータスを見ておこう)
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