第5話

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洋介の実家『Bouquet』は純ノ介さん一人がケーキを焼いている。 洋子さんは販売を担当している、洋介は厨房も販売も手伝っている。 本当に家業だよね。 「あ、私もパティシエになる」 「はぁ?」 「だって、洋介と一緒にケーキ作れたらいいじゃん」 そう、そんな軽い気持ちだった。 「みのりは自分で作って自分で食べるんだろ?」 「ち、違うもん」 それも有かも・・・・・。 「ま、みのりなら美味しいもんが作れそうだよな」 遠まわしにワタシを食いしん坊あつかいするんだから。
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