第5話

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「だからね、洋介を待っているから」 「・・・・帰ってこないかもよ?」 「うん、でもいいの。ワタシが待ってるだけだから」 「ふ~ん」 洋介の顔を見上げれば・・・・ 『チュ』 唇に触れる。 洋介の顔が目の前で停止している。 「ちょっとだけ、食っていい?」 呼吸が触れる場所に顔がある。 「何を?」 そう返せば・・・・ 「みのりを味見していい?」 あ、あ、味見って!! 洋介はワタシの後頭部に手をまわし固定した。 『チュッ』 触れる様なキスから、本当に味見をされているかのようなキスに変わる。 大人のキス・・・・初体験です。
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