第4話

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「ふふふ、いいんだよ、みのり。それが『普通』だからさ。」 ふみちゃんは鏡の奥を見るような遠い目をしていた。 「あのさ、ふみちゃんに聞きたかったんだけど。」 「ん?ああ、巧の事?」 「うん。先生と別れたの?」 「・・・・そうだね。初めっから付き合って無かったのかもしれない・・・」 ふみちゃんの目に涙が浮かんでいる。 「ご、ごめん。変な事聞いちゃって。・・・ふみちゃん大丈夫?」 全然大丈夫そうに見えないんだけど。 「・・・ぐすっ。・・・大丈夫じゃないけど、巧が居てくれたから少し大丈夫。」
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