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「いいよ、持ってくる。
着替えないと座れないでしょ？」
「……すいません」
タブリエ姿のその人は、白いシャツに店員のタグを着けている。
『皆藤』
皆藤(ｶｲﾄﾞｳ)さん、か。
「お嬢さん、ほらタオル」
「ありがとうございます」
鞄をおいて、髪を拭う。
あぁ、じめじめしてる。
髪がうねって嫌だ。
「ヤバイね、女子高生
制服透けちゃってるからちょっと待ち
叔父ちゃん手出しちゃだめだよ」
「ばっ、出さねーよ！！」
ｰｰ･･･透けてるって。
そこ普通に言っちゃうんだ。
別に下にキャミ着てるからいいんだけどさ。
そこって普通口に出して言わないんじゃないかな。
まあいいや。
しばらくタオルで拭いていると、皆藤さんが服を持ってきてくれる。
ジャージ？と、Tシャツ。
「女子高生こっちおいで」
「(女子高生……)」
まあいいや。
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