第6話

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子供って… 大人がびっくりするくらい、 大人のことが解ってる。 顔に出さないようにしてても、 きっと私が後悔してるような顔をしてたのか。 実際、 昨日、 遙人が近くにいるというだけで、 狼狽えてしまったのだから… 後悔したって仕方がない。 前を向くだけ。 海翔も頑張ってることがわかったし、 私もそろそろ本格始動、 しますか。 立ち竦んでた場所から、 クルリ… と向きを変えて、 駅に歩き出した。 今来た道を、 まるで未来への扉を開けるように。
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