第1話 始まりは…

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こっちに着て、誰かに心を開いたことはない。 もう1年も心から笑っていない。 凍った心がなんか、恥ずかしく思えて… 涙が出てきた。 それを隠そうと、ジェイに背中を向けた。 そのことに気付いたのか、 「ゆっくりと、おやすみ。 困ったら頭もとのベルを鳴らしたらメイドが駆けつけるから。 あ、レイの英語も悪くない。 ちゃんと喋れてるよ…」 それだけ言うと、部屋を出た音がした… あ、もう無理。 涙が止まらない。 ホッとしたのか、また眠ってしまった…
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