第2話 動き出す #3

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「もう… やっと想いが通じたんですね! 焦れったかったですよ…」 アンジーが帰ってきたのは3日の夜。 もっとゆっくりしてくればいいのに… 次は、夏の休暇まで帰れないのに。 私とジェイの様子を暫く見ていて、アンジーは言った。 いつから気付いてたの? そんなに解りやすかった? 自分でもはっきり解らなかったのに… じゃあ、ジェイも? 前から? いっぱい聞くことがあるのに、何から聞いたらいいかわからない。 でも、少なくとも、アンジーはお見通しだったようだ。 「と言うことは、旦那様とレイ様の寝室をご一緒ということでいいんですよね…?」 やだ! 恥ずかしい… それにレイ様だなんて。 今まで通り、レイって呼び捨てにして下さいな… まあ、確かに自分のベッドはもう要らないかな… ジェイの腕の中がいちばんよく眠れるんだもの。
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