第2話 動き出す #3

3/32
25人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
幸せで仕方がないのに… なぜか不安な感じが頭を擡げてしまう… あのパーティーのときのジェイの怒った様子。 あんな顔したことないのに… それにあの人。 私に何か言った人。 ジェイに頼めば…何とかって。 なんて言ったのかよく覚えていない。 理解不能だったから… あ、そうだ。 アンジーに食べてもらおうって冷凍して置いた物を温めて、 お重の一段にキレイに詰めて、 今朝の残して置いたお雑煮のお出汁にお餅を入れて… 「アンジーに食べてもらおうって、とって置いたのよ… 日本のお正月の食事。 食べれるでしょ?」 本当に? 嬉しい! キレイ! いろんな感動の言葉を並べながら、写真を撮っていい? と聞く。 ジェイと同じ反応… あ、忘れてた。 お兄ちゃんに写メ送ったままにしてたんだ。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!