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「すまんな…
彼女…契約したそうだ。
なんの力にもなれなくて、すまないと思ってる。」
翌朝、ボスに電話をかけた。
けっこう早い時間だったのに、出るなりにそう言った。
嘘だ。
嘘だ。
ウソだ!
「ウソですよね?
彼女に会わせてください。
彼女を帰してください…」
なんでだよ…
金に困ってるわけでもないのに、
俺が居るのに。
「オリバーが…
オリバーは私の秘書じゃないんだ。
上から送り込まれてる、言わば監視役ってとこだ。
いろいろとあってな…
私じゃどうすることもできなかった。
これからオリバーがそっちに向かう。
話を聞いてくれ。
ジェラルド…
悪いな…
こんなことに巻き込んで。」
本当にそう思っているのか?
だったら助けてくれょ…
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