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ベッドに入って、ジェイの匂いを探してみる。
微かに香る、ジェイのシャンプーの香り。
やっぱりゆうべはここに居てくれたんだと、
ホッとする…
ゆうべのことはよく覚えていない。
車を降ろされて、どうしても動けなくて…
気が付いたらジェイが抱き上げてくれてたような…
でも、それは夢だったのかもしれないという気がして。
「お薬を飲む前に、少し食べます?」
アンジーがトレイに乗せて持ってきてくれたのは…
土鍋…?
「レイ様がよくお休みになっていたので、ネットで調べて買い物に行ってきましたよ。
日本の食材を売ってる店に。
オカユっていうんですかね…
作り方がよくわからなかったから、店の人に聞いて。
このお鍋も売っていたから一緒に買ってきたんです。
一緒に食べると聞いて、ウメボシ?
ちょっと食べてみたんですけど…
これ、本当に食べ物ですか?」
酸っぱい顔をして、私に見せる。
ウソ…
お粥…?
アンジー…
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