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第3話 誓う #4
「朝からレイがかわいいから
我慢できなかった…」
まるで、あの事がある前と同じ。
なにも変わらない。
ずっとこうしてた。
カウントダウンパーティーの日の夜から。
努めてそうしてくれてるのだと思う。
言いたいことや聞きたいことは有るはずなのに、
なにも変わらないで居てくれるのは、
私がそんな顔をしているからなのだろう。
何も言わないで。
なにも聞かないで。
って顔を。
苦しいことや、辛いことは…
すべてが終わったら話すから。
言えるようになったら、
話すから…
それまで、ずっとこうしてて…
辛いだろうけど。
もう少し…眠りたい…
女って…
眠くなるの。
愛し合ったあとは…
でも、もうあまり時間がない。
って思ってると電話が鳴ったんだ。
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