16人が本棚に入れています
本棚に追加
違う痛み。
はじめの時とは全然違う…
私はきっと…
ジェイの家に帰っても苦しいままだ。
ジェイの顔をまともに見ることが出来るだろうか…
ジェイの優しさに、包まれる資格があるのだろうか。
私に…
「眠れましたか?」
オリバーさんが聞いた。
「あまり…」
「昨夜はどうでしたか…?」
オリバーさんは、私の顔を見ない。
「はい…
お誘いして、受け入れていただきました。」
一瞬、動きが止まり、顔がピクッと引き吊ったのがわかった。
まだ怒ってる…?
「そうですか。ご苦労様でした。」
そう言って、食事を淡々と進める。
まだ何か、ダメなところがあるのだろうか…
数回、私はあの黒のワンピースを着て、
アーレフとともに移動をした。
最終日の夜。
アーレフは私を抱かなかった…
ただ、キスをして、
愛おしく見つめるだけ。
最初のコメントを投稿しよう!