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言い知れぬ何かを抱えている感じ…
こんなに恵まれているのに、なにがそんなに苦しいのか…
私には計り知れない。
子供のように悪戯な目をしたかと思うと、
怯えた顔になる。
そうかと思えば、
急に陽気に大きな声で笑ったり。
不思議な人。
きっと仕事では怖い人なんだろうと思う。
オリバーさんも、フィリップさんも、
アーレフの顔色をいつも気にしているのだから。
でも、私に見せる顔は嘘じゃないと思う。
何かを抱えた瞳。
それを隠そうとして強く見せてるように思える。
ねえ…ジェイ?
この期間だけ…
アーレフと居るときだけ…
この人の恋人のフリをしてもいい?
少しだけ…
癒やしをあげたいの。
鎧を外す時をあげたい。
ジェイ?
本当の心はあなたの傍にいつもあるから…
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