第4話 心配 #2

3/35
16人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
「本当に…いいのか…?」 自分で服を脱いだ。 着いた街のホテルの部屋。 食事はいつものように部屋に用意されていた。 いろんな話をしてくれる。 行った国のいろんな街の話。 文化の違いも教わったし、宗教の話も教えてもらった。 知らないことがほとんどで、 話に夢中になった。 食事を済ませて、後片付けの人が下がるともう誰も部屋には来ない。 シャワーをゆっくりと浴びて、 気持ちを整えた。 私の仕事。 オリバーさんがそう言ってた… 言葉じゃないけど、顔が… だから、決めた。 素肌に身に付けたスリップドレス その肩紐をゆっくりと下げて、床に落とした。 先にベッドに入っていたアーレフが、 言葉もなく眩しそうに私を見る。 いいの。 自分で決めたことだから… 怖くない。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!