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よく眠れた。
なんか、
本当だったら、昨夜、ジェイに抱かれてそのまま眠れるはずだった。
帰るところはジェイの腕の中だと決めていたから。
でも、心配で心配で…
飛行機の中も眠れなかったから。
3時間ほど熟睡しただけで、
頭がはっきりする。
「ジェイ、
仕事の方は本当にいいの?
もし、無理しているんだったら、帰っていいよ…」
いつもそう。
傍にいて欲しいのに、
こんなときにはジェイが居てくれないと不安で仕方ないのに…
そんな強がりを言ってしまう。
「バカ。
こんなときには傍にいるのが俺の役目。
知ってるだろ?
うちのメンバー。
俺が居なくても大丈夫だって。」
うん。ありがとう。
そういってくれると思ってた。
信じてた。
「麗!」
病院の玄関で、お兄ちゃんに会った。
「お兄ちゃん、電話ありがとうね…
6時頃に来てって言われたの。
お母さんに。」
ふーん…
そう言いながらジェイを見ている。
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