第4話 心配 #3

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よく眠れた。 なんか、 本当だったら、昨夜、ジェイに抱かれてそのまま眠れるはずだった。 帰るところはジェイの腕の中だと決めていたから。 でも、心配で心配で… 飛行機の中も眠れなかったから。 3時間ほど熟睡しただけで、 頭がはっきりする。 「ジェイ、 仕事の方は本当にいいの? もし、無理しているんだったら、帰っていいよ…」 いつもそう。 傍にいて欲しいのに、 こんなときにはジェイが居てくれないと不安で仕方ないのに… そんな強がりを言ってしまう。 「バカ。 こんなときには傍にいるのが俺の役目。 知ってるだろ? うちのメンバー。 俺が居なくても大丈夫だって。」 うん。ありがとう。 そういってくれると思ってた。 信じてた。 「麗!」 病院の玄関で、お兄ちゃんに会った。 「お兄ちゃん、電話ありがとうね… 6時頃に来てって言われたの。 お母さんに。」 ふーん… そう言いながらジェイを見ている。
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