第4話 心配 #3

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「それからね… 私の大事な人。 今、一緒に暮らしてるの。 何年かしたら一緒になるつもり。」 立ち上がり、ジェイと腕を組んだ。 ジェイが頭を下げる。 「私はレイを愛しています。 どうか、私に…」 ちょっと待って。 お母さんがそこから先は聞かないと言い始めた。 「どうして…?お母さん。 反対なの…?」 よく聞くと、 こんな格好でそんな大事な話は聞かれないという。 それに、お父さんも今居ないし。 ちゃんとした自分で、 その報告を聞かせて欲しいという。 「ジェイさん。 こんなぼんやりした娘で、 本当にいいんですか…?」 お母さんは、起き上がって髪の毛を手で整える。 「もちろんです。 優しくて細やかで。 何より私が幸せです。 レイの傍にいるだけで。」
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