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きっとどれもあなたの顔。
仕事をしているときの顔は、少し怖くて、
私を見るときの顔は、優しくて。
時々子供のように甘えたり、
ちょっと拗ねたり、潤ませたり。
そして、何でも簡単にやってしまう。
さらに、
私の心の中に住み着いて、
私を混乱させて…
あなたは何者?
もう自分がわからない。
ジェイの元に帰るの。
明日。
こんな混乱してる私じゃ、
ジェイは、
私を、
許さないよ…
だけど、
アーレフに溺れている私が止められないんだ。
もうすぐ会えなくなるってわかってるのに、
時が経てば、
永遠に会えなくなるって、わかっているのに。
なんなの?
私。
サイアク。
こんな私、
ぜんぜん好きじゃない。
罪悪感が私を包む。
そんな私を、
私が何度も切り刻む夢を見た…
きっと、そんなとき、アーレフは私の体をそっと離して、
この島を出たんだね?
私を起こさないように、
眠ってる私にそっとキスをして。
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