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(リビングの花が元気がなかった。)
なんて、
お花やさんで花なんか買ってきてくれるところ、
本当はそんな顔でしょ?
って言いたくなる。
目尻が少し下がって、
少し照れた顔。
笑うとジェイに似てる。
ちょっとダブって見えた事もある。
それも、ついこの前。
公園が近くにあって、
早朝のジョギングは、
たくさんの人が走ってて。
健康意識が高いんだと感じる。
買い物ついでの午後の散歩も、
楽しみだった。
ご近所の方がたくさん集まって、子供が遊んだり、
仕事の合間のホットドックを頬張るビジネスマンが居たり。
忙しなく歩く人の合間で、
人々の生活があったんだ。
ビジネス街だけじゃないこの街が、好きになってた。
お兄ちゃんと居るような安心感も、
オリバーが居てくれたから。
週に一度ほどしか帰ってこない彼でも、
帰ってきてくれる。
一人で暮らしてたら、
こんなにすぐには過ぎていかなかったと感じる。
毎日毎日泣いて暮らしてたかも知れない。
これも全部、オリバーのおかげ。
ジェイの元に帰れたとしても、
ここでの生活は忘れない。
そして、こっちでのお兄ちゃんとして、
時々会いに来たい。
ダメかな…
ジェイの元に帰れるかもよく解らないんだけど…
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