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アーレフはずっと変わらなかった。
私の心の中なんて、
何も知らずに。
でも、ホッと出来る時間でもあった。
数ヶ月に一度、
触れる肌が優しくて…
私を必要としてくれてると感じてた。
そんな必要の仕方、
きっと普通に考えると、どう考えてもおかしいと思う。
だけど、
私が今おかれてる状況はそんなことを待ってる状態だった。
それしかないから…
きっと異次元。
現実とは違う世界に生きてたんだ。
でも、きっとどちらの世界にも入りきれなくて…
みんなを巻き込んでしまったんだ。
仕事だと徹底出来なくて、
気持ちまで引き込まれそうで。
だから、
ジェイもオリバーも…
巻き込んでしまった。
だけど、
誰も私を責めなくて。
現実の世界に戻ったとき。
何が残ってるんだろうか。
ジェイはまだ…
待っててくれるのだろうか。
アンジーもまだ…
私を迎えてくれるのだろうか。
考えないようにしながら、
いつもそこにたどり着く。
契約期間が終わったとき。
私は元の私に戻れるのだろうか…
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