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なんだ？これは。
タキシード。
オリバーはシルバーのタキシードを着てるけど、
俺は黒い…
変だろ。
参列者がタキシードを着てるなんて。
「よく似合ってるぞ？」
なんて、オリバーがクスクス笑ってる。
おまえはいいよ。
新郎なんだから。
でも、俺は…
「お前が新郎でもいいな。」
更に愉快そうに笑うから、
「おまえの結婚式だから、レイが張り切ったんだ。」
と、
拗ねてみる。
「準備はいいかしら。」
と、入ってきた新婦さん。
キャシーがスレンダーなボディーを更に美しく見せるようなタイトなドレスで、
つい、何も言葉が出てこない。
「こちらも準備ができましたよ？」
キャシーが振り返って、その後ろには…
レイ。
レイがウェディングドレスを着てる。
フワッとしたレースでいっぱいの…
うわー…
キレイだ。
この世で一番。
イヤイヤ。
ちょっと待て？
オリバーたちの結婚式だよな…
「４人でやるぞ。
結婚式。
いや。５人か。
赤ん坊も含めて。」
まさかの…
サプライズ？
この３人で結託して。
「あーもう…
やられた…」
嬉しくって、涙が出そうだ…
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