ブランコ

2/34
前へ
/34ページ
次へ
「また、 あの女のところに行くの!」 母の怒鳴り声が部屋中に響いて、 僕は部屋の隅で耳を塞いだ。 「お前には、 関係ないだろ!」 今度は、 父の怒鳴り声が部屋に響いた。 僕は毎日、 同じように繰り返されるこの光景に うんざりしていた。 どうして父と母は、 毎日いがみ合い、 ケンカばかりしているのだろう。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

137人が本棚に入れています
本棚に追加