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住みかに向かうために
トスンッと塀に駆け上がる。
[あれ?あの人って…近藤さん?]
珍しいな。
近藤さんが 一人でいるなんて。
まぁ…
あのイケ好かない 歳とか言う木偶の坊が居ない方が俺様にとっては都合が良いけどね。
腹も空いているし 近藤さんに饅頭でも、貢がせようと塀を降りようとした時だ。
近藤さんの背後から現れた男が刀を抜くのが目に止まった!
[近藤さんっ 危ないっ]
俺様は、塀を足場に高くジャンプすると、近藤さんの頭上を飛び越えて 男の顔に一撃を喰らわせた。
「うわぁっ この野郎っ 何しやがる」
[ふんっ 背後から襲うなんて恥知らずに言われたくないねっ]
男の顔には俺様が付けた痕跡が 3本の赤い筋になって残っている。
「貴様…不逞な輩か?」
男が俺様に気を取られている間に、近藤さんは状況を把握したのか、刀に手を当て男を睨み付けていた。
その姿は鬼神の如く、この俺様でさえ動く事も出来ず身体を強張らせた。
うん(´・ω・`)
マジでチビるかと思ったよ。
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