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「あのぉ...君は?」
と僕は恐る恐る話しかけた。
しかし困惑する僕とは真逆な反応が返ってきた。
「あ!もう来てたんですか!こんにちわぁー!」
思っていたのと随分ちがかったので僕は少し動揺してしまった。
見た感じはとてもおとなしそうで口数も多くはなさそうだという考えをおもいっきりひっくり返されてしまった。
「授業中なのにこんなところに呼んでしまってすいません!」
と少女は元気に言った。
そして僕はその言葉には反応することができた。
「僕を呼んでいたのって君?」
不安げに僕は口を開いた。
「はいー!実は頼みごとがあって呼んだんですよー!」
と少女は言い、立て続けにこう言った。
「お願い聞いてくれますか?」
「う、うん」
と少々困惑気味の僕は返事をする。
そして少女は僕をもっと困惑させるような言葉を言い放った。
「過去の私をたすけてほしいんです!」
と少女は真剣に言った。
「え、あ、はい?」
と本格的に困惑してきた僕はもうわけもわからず返事をしていた。
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