挨拶&プロローグ

6/6
前へ
/6ページ
次へ
  「私、実はもう死んじゃってるんですよー」 と彼女は少し悲しそうに言った。 「昔に死んじゃって、それからずっと浮遊霊してたんですけど、校内をウロウロしてたら迷子になってしまい...」 と彼女はうつむきながら言った。 「気がついたらここにいたと?」 と僕はフォローを入れる。 「だからおねがいします!」 とお願いしてくるが僕ははやく現実に帰りたいので、 「いやだ」と告げてこう続けた。 「そんなことよりここから出る方法教えてくれ!」  きっと出る方法はあるはずだという希望はこのあと粉々に砕け散るのであった...
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加