第一章

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「初めまして、沖田総司さん。私は…望月志帆。こんなところに何用ですか…?」 用っていう用はないんですけど… でも、土方さんの命令ですしね… 「私と…友達になりましょう。」 「お断りします。」 望月さんはキッパリと私の誘いを断った。 何の迷いもなく。 私は少しイラッとした。 まさか、こんな簡単にも断られるとは… そして、また一人で話し始めた。どうするべきですかね… 「じゃあ、遊びませんか?」 「遊ぶことなんてありません。しかも、たった二人でなんて…」 私のイライラは頂点に達した。 こんなに扱いにくい子どもがいるなんて思ってもいませんでした。 私は屯所に帰りました。 そして、すぐさま土方さんの部屋の襖を勢いよく開けた。
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