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「土方さん!あんな扱いにくい子どもだとは思ってもいませんでしたよ!」
「クックック……やっぱり、総司でも無理か。」
土方さんは笑って、そして私には最初から無理だと思っていたと言った。
私が子どもに手を焼くなんて…
なんか、負けた気がして嫌なんですけど…
「本当にあの子を此処に連れてくるつもりですか…?」
「あぁ。使える奴だ。それに、狙ってるのが俺たちだけでないとしたらどうする?」
敵は多い……ということですね。もし、長州側についてしまったら情報が垂れ流しになってしまう。
それは刀を持たないで相手に戦いを挑むようなものだ。
それは流石に……
「………分かりました。何とかします…」
「あぁ、頼むぞ。」
私は土方さんの部屋から出た。
かといって何か考えがあるわけでもない。
どうしますかね……
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